寝不足のため今日は少し頭が痛い、風邪気味で頭が痛い、虫歯があって頭が痛い、二日酔いで頭が痛い、など頭痛は誰でも経験したことがある症状です。

それゆえ、慢性頭痛で悩まされている方にとってはその辛さが周りの人に理解してもらえない、ということが多くあります。「市販薬を飲めば治るもの」「たかが頭痛」と思われるので、頭痛を理由に早退できない、仕事や学校を休めない、と精神的にも追い込まれています。

　このような慢性頭痛で辛い思いをしている人は日本では約3000万人もいるそうです。その慢性頭痛の種類としては大きく３種類に分けられます。

片頭痛・緊張型頭痛・群発頭痛になります。

片頭痛（偏頭痛）

　男性よりも女性に多く、日本には約840万人いると考えられています。頭部の片側または両側、特にコメカミがズキンズキン、ガンガンと心臓の拍動と共に痛みが出るのが特徴です。においや音・光に反応する人や目の奥に痛みを感じる人、吐き気を伴う人、閃輝暗点（せんきあんてん）と言われる光を見ると頭痛になる人もいます。

また、仕事や学校がある時は頭痛が起きないのに、週末にホッとした時に頭痛が出現することがあります。

ストレスからの解放が頭痛の引き金になることがありますので、規則正しい生活を心がけることが重要です。

痛みが出た時には、動いたり、運動したり、入浴したりといった血流を良くする行動をとると悪化する可能性がありますので、出来るだけ静かな所で休むことをオススメします。また、音や匂い、光などの刺激にも反応することがありますので、そのような刺激のあるものから離れるようにすることも大切です。

緊張型頭痛

　緊張型頭痛は、身体的なストレスと精神的なストレスが色々と複雑に絡み合っていると考えられております。

長時間同じ姿勢や無理な姿勢をしていて頭から首・肩にかけての筋肉が緊張して血流が悪化すると、疲労物質（乳酸菌など）が筋肉に溜まって神経を刺激することで頭痛を引き起こすと言われております。

頭が締め付けられるような重い痛みが特徴です。偏頭痛の場合はストレスから解放されてホッとした時に起こりやすい傾向にありますが、緊張型頭痛ではストレスで頭や首・肩の筋肉が緊張して発症する傾向があります。首凝り・肩こりや眼精疲労を伴うことが多いようです。

頭痛が起きた場合は温めたり体操をするなど筋肉をほぐして血流を良くすること、リラックスしたりストレスを解消するなどで改善することがあります。

群発頭痛

　群発頭痛は、どちらか片方の目を抉り取られるような激しい痛みを伴います。あまり一般的な頭痛ではないのでご存じでない方が多いようです。男性に多く20代から40代の働き盛りの方が発症しやすいと言われています。群発期と言われる時期に発作がでます。15分から3時間ほどの痛みが１日に数回起こり、数日間から数ヶ月間続きます。群発期が終わると数ヶ月から数年痛みがない時期が続きます。痛みは睡眠中に起こることが多く、目が充血して鼻水や涙が出るのが特徴です。

原因は脳にある視床下部が関係していると考えられています。視床下部が刺激されると目の奥にある三叉神経周辺の血管が拡張して痛みを起こすようです。喫煙・アルコールの摂取、ホルモンの影響、体内時計のずれなどが原因とも言われています。

予防方法としては、特に確立はされておらず、喫煙やアルコールを控える、ストレスを溜めない、激しい運動は避けるなどが推奨されています。

当院はそのような慢性頭痛を長年研究し実績を積んできた頭痛セラピー協会の広島県では唯一の認定院です。きちんと確立された施術法で治療を行なっております。また、ボキボキしない優しい施術ですので痛みに弱い小学生や80代後半のご高齢の方まで通院されておりますのでご安心ください。