頭痛には一次性頭痛とニ次性頭痛があります。

一次性頭痛とは、検査を行っても他に原因となる疾患がない、いわゆる「頭痛持ちの人の頭痛」です。

そして二次性頭痛とは、何らかの病気の症状として発生する頭痛です。

1. 一次性頭痛

緊張型頭痛

　頭を何かで締め付けられるような痛みです。首や肩にハリやコリを感じることが多く、目の疲れや体のだるさ、めまいを伴うことがあります。

原因としては、身体的ストレスと精神的ストレスが挙げられます。身体的ストレスでは悪い姿勢や長時間のデスクワーク、睡眠不足などによって筋肉が緊張して血流が悪化します。精神ストレスでは対人関係や仕事・家庭での悩みや不安を抱えることで自律神経のバランスが崩れます。

片頭痛（偏頭痛）

思春期から40代の女性に多く見られます。頭の片側あるいは両側がズキンズキンと脈を打つように痛み、吐き気や嘔吐を伴うことがあります。家族に片頭痛持ちがいることがあります。誘因としては、激しい運動や入浴、日差し、気圧の低下、女性は生理前や生理中の女性ホルモンのバランス変化、アルコールやチョコレート、チーズなどを食べた時などがあります。また、前兆として閃輝暗点と呼ばれる目が光でチカチカして視界にキラキラ光るジグザグの線が移動して視野が狭くなることがあります。

群発頭痛

男性に多く、1年から数年に1度、数週間から数ヶ月の間毎日のように決まった時間に痛みが出ます。頭部の片側に目の奥からこめかみ辺りがえぐられるように激しく痛みます。目が充血したり、涙、鼻水、鼻詰まりを伴います。

原因ははっきりしておりませんが、目の奥の血管が拡張して、周囲に炎症が生じて神経を刺激すると考えられております。そのため、血管を拡張させるアルコールの摂取は注意です。

2. 二次性頭痛

くも膜下出血

多くは、これまで味わったことがないバットで殴られたような痛みで、吐き気・嘔吐、意識喪失を伴うことがあります。

脳出血

突然、激しい頭痛に襲われて、頭痛以外にも片側の手や足・顔の痺れや脱力、言語障害や視野障害などの症状を伴うことが多いです。

脳腫瘍

半年から数ヶ月の経過で、嘔気・嘔吐を伴って徐々に悪化する頭痛が典型的です。朝方に発生しやすい特徴もあります。進行性の片麻痺、痙攣発作の症状が現れることもあります。

髄膜炎

ウイルスや細菌が原因で髄膜に炎症が生じて、高熱・頚部硬直、痙攣、意識障害などがあります。後頭部に強い痛みを感じることもあります。

慢性硬膜下血腫

頭部外傷後、脳を包む硬膜と脳との間に、徐々に血液が溜まっていき、脳を圧迫するようになります。それに伴って頭痛の他にも食欲低下や手足の筋力低下、言語障害などが見られることもあります。

当院ではあなたの頭痛の原因を的確に把握して治療していきますのでご安心ください。

※公式のHPは以下よりご覧下さい。

tps://www.bundaseitaiin.com