「頭痛を早く治したい！」とどんな頭痛患者様も常に思っていらっしゃいます。重要なことは、「なぜ頭痛になったのか？」その原因を早く見つけることです。

原因がわかればそこにアプローチすることで頭痛は治っていきます。

その頭痛の原因には色々なものがあります。頭痛は、頭部の血管が拡張することや、頭部の周辺の筋肉が緊張しすぎることで発生すると言われています。脳そのものが痛みを感じるわけではありません。ここでは、頭痛の原因となる「肩こり」「生理周期」「「頭痛と天気の関係」などについて解説していきます。

肩こり

頭痛の原因の一つに「肩こり」があります。肩こりは、肩の周りの筋肉が過度に緊張していることや、血液の循環が滞っていることで起こる症状です。

目の疲れ（眼精疲労）

肩こりの原因となるものには、まず目の疲れ（眼精疲労）があります。パソコンやスマホを長時間見る習慣のある人や、車の運転や事務仕事をしている人などに起こりやすいようです。コンタクトレンズやメガネの度数があっていなかったり、ドライアイや老眼、睡眠不足やストレスなども眼精疲労を招く要因となっています。

長時間同じ姿勢を継続している

事務仕事など、長時間同じ姿勢を継続している人も、首や肩に緊張を強いられることから、肩こりになりやすいようです。

運動不足

運動不足により、肩周りの筋肉が疲れやすくなったり、過度な緊張を起こしやすくなることから、肩こりの症状が現れやすくなります。

冷え

冬の屋外や夏場のエアコンなどで身体が冷えすぎることも、肩こりの原因の一つです。

ストレス

ストレスも肩こりの原因となります。ストレスは、身体的なものと精神的なものに分類されます。身体的なストレスには、猫背などのよくない姿勢や睡眠不足や疲労などが該当します。精神的なストレスには、職場や家族、友人や仲間などの人間関係や、仕事やプライベートに関する悩み、将来や生活の漠然として不安などが当てはまります。

生理周期

女性の生理周期も、頭痛の原因の一つです。女性ホルモンのエストロゲンの分泌量は、排卵日の前で最大となり、排卵日の後に急落し、生理日に向かって再び上昇し、生理日の前に急激に減少します。

エストロゲンの分泌量が大きく変化することで、同時に脳内物質のセロトニンの分泌量も低下してしまします。セロトニンが少なくなることで、脳の周囲の血管が拡張してしまい、頭痛の症状が現れるケースがあります。

特に、生理が始まって２日目から３日目に発生する頭痛は、「月経関連偏頭痛」と呼ばれています。通常の偏頭痛と比較して、強い痛みが持続する傾向があります。

他にも、ピル「経口避妊薬」の服用に乗る偏頭痛もあると言われています。必ず医師に相談の上、指示に従って服用することをおすすめします。

頭痛と天気の関係

雨降りの日が続く梅雨の時期や、激しい雨風を伴う台風シーズンになると、気圧が大きく変動することで、頭痛が起こりやすくなると言われています。他にもエアコンの効いた室内から真夏の屋外に出た瞬間や、真冬の屋外から暖房の効いた室内に入った瞬間などの急激な温度差によっても、頭痛が起こりやすい傾向があるようです。