片頭痛（偏頭痛）とは

片頭痛とは、慢性頭痛の１つで、誰もがなり得る病気です。

ズキンズキンと痛み、多くは頭の片側（約60％）で起こりますが、両側（約40％）の場合もあります。発作的に痛みを発症し、気持ち悪さ・吐き気などの他の症状を伴うこともある辛い頭痛です。

動くのが辛くなり、音や光・匂いなどの刺激で悪化したり、敏感になったりすることがあります。

20代から40代の女性に多く、その年代では五人に一人は偏頭痛を持っているとも言われております。

また、肉親に同じような頭痛を持つ方が多く、遺伝的な要素もあると考えられております。

頭痛が起こるきっかけは、寝不足や寝過ぎ、空腹、ストレスやストレスからの解放、疲労、運動、天気や気圧などの変化、人混み、飲酒、出産、更年期、月経や排卵など女性ホルモンとの関係、など日常生活の変化や環境の変化など実に様々です。

また、性格的に完璧主義や真面目・努力家・神経質な方に多いとも言われております。

予防法としては、疲労やストレスを溜めないことが大切です。また、寝不足や寝過ぎ、不規則な生活習慣や食生活も関係しております。規則正しい生活を心がけましょう。

そして、偏頭痛が起こった時には、暗い静かな部屋で休む事です。外的刺激も悪化させる要素となりますので、音や光の眩しさ、においなどがない場所で安静にする事です。血流を良くすると血管を拡張させて症状が悪化する事がありますので、運動や入浴、マッサージは避けましょう。

患部を冷やしたり、周辺の血管を収縮すると痛みが和らぐこともありますので、痛む場所をアイスパックや氷などで冷やしたり、押さえる事が効果的です。

痛み止めの使用について

内服するタイミングは人によって異なるので自分のタイミングを知ることが大切です。

基本的には頭痛を感じたら早めに飲むこと。

痛み止めの使用は月に１０日間までにする。飲みすぎると薬物乱用頭痛になる場合があります。

薬は頭痛を治すものではなく、頭痛で日常生活に支障がないようにコントロールし、頭痛と付き合っていくものです。また、副作用があり過剰に摂取すると体内に蓄積して様々な悪影響を体に与えるので気をつけましょう。