突然の激しくひどい頭痛の場合は、命に関わる病気である可能性があるので注意が必要です。

考えられる病気としては、くも膜下出血や脳出血、脳梗塞や椎骨動脈解離など脳や血管に関わる病気かもしれません。過去に経験のないひどい頭痛を感じた時や、突然の痛みが襲ってきた時、頭痛に伴って吐き気や嘔吐があればすぐに救急車を呼んでください。

特にくも膜下出血は、40代から60代の女性では珍しくないので、このような症状があれば注意が必要です。

慢性頭痛

慢性頭痛は「緊張型頭痛」「偏頭痛（片頭痛）」「群発頭痛」の３つに分けられます。

病院などでは、緊張型頭痛は痛みを止める消炎鎮痛剤や漢方、筋肉のこりをほぐす筋弛緩薬、緊張型頭痛の原因となり得る不安やうつ状態を改善する抗不安薬・抗うつ薬などが使用されます。

特にひどい痛みが出る片頭痛（偏頭痛）と群発頭痛には、専用薬が出てきています。片頭痛は発作時に専用薬や鎮痛剤を使い、頻度が多いときは予防薬を使います。注射薬や点鼻薬などの専用薬もあります。群発頭痛は発作時に15分程度の酸素吸入や、血管を収縮させる注射などが有効です。

しかし、これらはあくまで痛みをコントロールして精神的なストレスを軽減するのが目的なので、根本的な改善を求める方はその原因を見つけて施術することが必要になります。